Mecool KM1 Classic
目次
Mecool製AndroidBOXの比較表
Mecool について
日本にはすでにセットトップボックス市場はありません。なぜなら、デジタル化の際にコンテンツの保護を目的にガチガチに固めてしまった結果、
TVの録画したものネットワーク経由で見るという事を放棄してしまっため。
アナログ時代は、様々なメーカーが出していましたがほぼ消滅。
消滅した市場の中で、黒船的に来たのが Amazon・Google・Appleの3社
日本のセットトップボックス市場は正直この3社が独占している状態です。
しかし、世界に目を向けると、状況が異なります。
例えば中国であれば Amazon/Googleはほぼ活動できていません。
著作権保護?それなに?な状態で、安価にTVで見れるセットトップボックス市場が
成熟しています。 Mecool は有象無象のその中の一つです。(たぶん。。。)
KM1 の特徴 (2020年4月時点の最新モデル)
Google AndroidTV Certified取得済
この商品ですがしっかりGoogle AndroidTV Certifiedを取得しています。
この取得にはある程度のGoogleの審査が必要になりますので、
あまりAndroidTVのコードをいじれない。 著作保護がしっかりしている等
一定の安心感を得ることができます。
また、Certifiedを取得するにはChromeCastのサポートと、Googleアシスタントのボタンが
必要になるそうで、そのあたりも備えています。
HDCP対応
スペックリストにちゃんとHDCP対応の記載があります。
HDCPが動かない場合、コンテンツ保護系のアプリケーションが動かない可能性が高いので、選択から外したほうが良いです。
Toruneモバイルが動く
Nexus Player以降様々なセットトップボックスを試されている方がいますが
ことごとくToruneモバイルが動かない報告をされています。
Torneモバイルが動く条件として、
- 素のAndroidTVであること、(カスタマイズがされていない)
- ルート権限でない事
- HDCPに対応していること
上記の3件だと推測されます。
XiaomiMiboxはHDCP対応ですしが、おそらく上2つに何らかの手が加わっている可能性があります。
この条件を確認するには、実際に購入して試すしか方法はありません。
リモコンにYoutube・Praime Video GooglePlayのボタン追加
写真からの判断にはなりますがYoutubeとPraime Video GooglePlayのボタンが追加されています。
過去のKM9やKM3ではデフォルトでPraime Video が使えませんでした。これはAMAZONとGoogleの
和解前の設計だったからでしょう。 子mン回からはダイレクトに操作できるようになっている模様
Amlogic S905X3搭載で世代交代
KM9やKM3はAmlogicのS905X2が搭載されていました。 これでメインCPUが
Cortex-A53→Cortex-A55に変更になります。一応アークテクチャーとしては大幅な変更
(ディープラーニング強化・効率化・分岐予測の強化等)がされているとの事。
組み込み分野等先端分野では強いかもしれませんが、正直なところAndroidTVBoxには
あまり恩恵は大きくないでしょう。。。
Mecool KM1 Classic スペック
OS ver (2019年11月20日現在) | 9.0 |
CPU | Amlogic S905X3 |
GPU | Mail-G31 MP2 |
メモリ容量 | 2GB |
フラッシュ容量 | 16GB |
LAN端子 | True |
無線規格 | ac a n g b |
アンテナ数 | 2×2 |
HDMI | 2.1 HDCP CEC |
4K対応 | TRUE |
Bluetooth | 4.0 |
RCA アナログAV | 音声のみ |
オプティカルOUT | FALSE |
USB3.0 | 1 |
USB2.0 | 1 |
マイクロB(Host) | FALSE |
SDカードスロット | 搭載 |
電源 | 5V ACアダプター |
筆者感想
リモコンにボタンが増えてKM9シリーズやKM1に比べて野暮ったくなった点、
CPUはは変更されたが、劇的な速度改善は考えづらい事から、単純なCPUディスコンによる
製品の置き換えと考えます。
KM9やKM1の挙動が素のAndroidTVで使いやすい事から、引き続き良い製品だと思います。