Mecool KM3

Mecool製AndroidBOXの比較表

Mecool について

日本にはすでにセットトップボックス市場はありません。なぜなら、デジタル化の際にコンテンツの保護を目的にガチガチに固めてしまった結果、
TVの録画したものネットワーク経由で見るという事を放棄してしまっため。
アナログ時代は、様々なメーカーが出していましたがほぼ消滅。

消滅した市場の中で、黒船的に来たのが Amazon・Google・Appleの3社
日本のセットトップボックス市場は正直この3社が独占している状態です。

しかし、世界に目を向けると、状況が異なります。
例えば中国であれば Amazon/Googleはほぼ活動できていません。
著作権保護?それなに?な状態で、安価にTVで見れるセットトップボックス市場が
成熟しています。 Mecool は有象無象のその中の一つです。(たぶん。。。)

KM9 Pro と KM3の違い

MecoolのKM3のほうが新しいですが、CPUはそのままの状態です。
すでに Amlogic のCPUは8K対応のAmlogic S905X3が出だしていますので、
そちらで作ってもいいと思うのですが、型番切り替えで場つなぎなのでしょうか。

【変更なし】Google AndroidTV Certified取得済

この商品ですがしっかりGoogle AndroidTV Certifiedを取得しています。
この取得にはある程度のGoogleの審査が必要になりますので、
あまりAndroidTVのコードをいじれない。 著作保護がしっかりしている等
一定の安心感を得ることができます。(ここはKM9 ProもKM9 Pro Classicも差がありません)

無線 アンテナ 1×1 →2×2に変更

KM9 Proはアンテナが1×1の11acですので、最大転送速度が433Mbpsです。
それに対してKM3は2×2ですので866Mbpsまで転送速度が上がっています。
TVのストリーミングにおいては、転送速度はこれほど必要ないと思われがちですが、無線LANは再送が前提。ストリーミングは遅延が発生すると画質が悪くなりますので、早いに越したことはありません。

また、アクセスポイントの中堅どころは866Mbps以上出ますし、ほかの端末も
866Mbps出ている場合、一台でも1×1の端末がいると、全体が遅くなります。
そういった意味でも2×2のほうがいいかもしれません

メモリ4GB ストレージ64GB

KM9 Proのメモリは4GB ストレージが32GBに対し、
KM3はメモリ4GB ストレージ64GBになっています。

正直、こんなにストレージを持っていても、あまり意味がないと思われます。。。

Mecool KM3スペック

OS ver (2019年11月20日現在) 9.0
CPU Amlogic S905X2
3DMark ベンチ 未測定
GPU Mail-G31 MP2
メモリ容量 4GB
フラッシュ容量 64GB
LAN端子 True
無線規格 ac a n g b
アンテナ数 2×2
HDMI 2.0
4K対応 TRUE
Bluetooth 4.0
RCA アナログAV FALSE
オプティカルOUT FALSE
USB3.0 1
USB2.0 1
マイクロB(Host) FALSE
SDカードスロット FALSE
電源 12V ACアダプター

 筆者調べ 2019/12/5

筆者感想

KM9 Proに対してCPUは一緒 単純にストレージを増強して無線を2×2に変更したちょっと上位機といったところでしょうか。 価格が$10程度上がっていますが、
それに見合った価値を見出す人はいるのでしょうか・・・
私ならその$10で ギガのNICを刺して高速化します。

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