Mecool KM9 Pro Classic
目次
Mecool製AndroidBOXの比較表
Mecool について
日本にはすでにセットトップボックス市場はありません。なぜなら、デジタル化の際にコンテンツの保護を目的にガチガチに固めてしまった結果、
TVの録画したものネットワーク経由で見るという事を放棄してしまっため。
アナログ時代は、様々なメーカーが出していましたがほぼ消滅。
消滅した市場の中で、黒船的に来たのが Amazon・Google・Appleの3社
日本のセットトップボックス市場は正直この3社が独占している状態です。
しかし、世界に目を向けると、状況が異なります。
例えば中国であれば Amazon/Googleはほぼ活動できていません。
著作権保護?それなに?な状態で、安価にTVで見れるセットトップボックス市場が
成熟しています。 Mecool は有象無象のその中の一つです。(たぶん。。。)
KM9 Pro と KM9 Pro Classicの違い
MecoolのKM9 Proシリーズですが、 KM9 ProとKM9 Pro Classicの
2機種があります。外見・使用スペック含めてほぼ違いが見えません。
ただ決定的な違いがありますので、そちらを見ていきたいと思います。
【変更なし】Google AndroidTV Certified取得済
この商品ですがしっかりGoogle AndroidTV Certifiedを取得しています。
この取得にはある程度のGoogleの審査が必要になりますので、
あまりAndroidTVのコードをいじれない。 著作保護がしっかりしている等
一定の安心感を得ることができます。(ここはKM9 ProもKM9 Pro Classicも差がありません)
HDCPが非対応
スペックリストにHDCPの文字がありません。おそらく KM9 Proと
KM9 Pro Classicの差別化でしょう。 HDCP非対応ですので、
おそらくToruneモバイルは動きません。
メモリ2GB ストレージ16GB
KM9 Proのメモリは4GB ストレージが32GBに対し、
KM9 Pro Classicはメモリ2GB ストレージ16GBになっています。
AndroidTVの場合ストレージはほぼ使わないので16GBでも十分かもしれませんが
メモリ2GBは操作レスポンスに効いてくる可能性はあります。
特に4Kの処理になるとキャッシュ容量が必要とされますので、影響は大きいかも。
5GHz非対応
無線のチップセットをケチったのか、5GHz が非対応になります。
5GHz はDFSバンドの利用条件が各国で設定されており、サポート含めて
切るパターンは多数存在します。
(Kindleシリーズも Fire StickもDFSバンド不要のW52しかサポートしていません。)
Mecool KM9 Pro Classicスペック
OS ver (2019年11月20日現在) | 9.0 |
CPU | Amlogic S905X2 |
3DMark ベンチ | 未測定 |
GPU | Mail-G31 MP2 |
メモリ容量 | 2GB |
フラッシュ容量 | 16GB |
LAN端子 | True |
無線規格 | n g b |
アンテナ数 | 不明 |
HDMI | 2.0 |
4K対応 | TRUE |
Bluetooth | 4.0 |
RCA アナログAV | FALSE |
オプティカルOUT | FALSE |
USB3.0 | 1 |
USB2.0 | 1 |
マイクロB(Host) | FALSE |
SDカードスロット | FALSE |
電源 | 12V ACアダプター |
管理者にて確認 2019/12/3
関連引用 https://kuniriki-lau.com/entry/mecool-km9-pro-classic-review
筆者感想
Google AndroidTV Certified に対応していること。
AndroidTVでは最新のVer 9に対応していることからKM9 Pro の
最低限のコンセプトは抑えているように思われます。
規格取得やサポートがめんどくさいHDCP 5GHz などを削りつつ、
メモリーとストレージを削り、コストダウン廉価版のようです。
これはClassicではなく、Lite当たりの名前が妥当じゃないでしょうか。
値段はKM9 Proの半額ですので、 Toruneモバイルを使わない方には
いいかもしれませんが、この価格ならKM9 Proを買いましょう
といわざる負えないかもしれません。