ホテルのTVで有料カードを買わずにコンテンツを見る方法(2/3)

ホテルのネットワークについて

第一回目では、ホテルのペイチャネルの歴史と、ずぶずぶの事業を書きました。
まぁ怖い業界なので、置いておいて、まずホテルのTVでコンテンツを見る方法として、ホテルのネットワーク構成と特徴を知っておかないといけません。

ホテルのネットワーク構成図

ほとんどの場合L3スイッチなんてものは入っておらず、家庭と一緒。
ルーターとL2スイッチの構成です。ただし、コンテンツストレージを守ることと
各部屋の端末間通信を阻害する設定はされておりますので、一般的な
ノンインテリスイッチではなくマネジメントスイッチが使われています。

この、手のビジネスではL2スイッチにFXC(https://www.fxc.jp)が
入っていることが多いです。
おそらくそういうビジネスにどっぷり入られているのでしょう。

到来したスマホ時代 ホテルWi-Fi事情

ペイチャネルビジネスのおまけとしてつけていた
有線のインターネット無料サービスですが、なぜ開放していたのか?

理由① 有線端末なんて持ち込む人なんて ビジネスマンぐらい
理由② 回線契約は定額制だしコンテンツ配信だけだと
    オーナーに文句言われるし、物理的に持ってこいと言われても困る。
    サービスで他社差別化の為につけた。

日本人らしい

こんな感じで開放していたんですが、スマホの波が訪れます。
ここでリース業者とオーナーにギャップが生まれます。

リース業者 Wi-Fi設置するように求められるけど、Wi-Fi設置しても金がとれない

(利用者有料は通信事業法で届け出が必要)
      なので、手を出したくない。

オーナー  Wi-Fiがないと客の満足度が上がらない。
      むしろ集客に支障が生まれる。
      外国人増えてきて案内めんどくさい。Wi-Fiあれば勝手に調べる。

リース業者のズブズブぼったくり商売がWi-Fiの設置ビジネスとはアンマッチを起こしてしまいました。そこでオーナーは何をしたのか。。。

既存のネットワークに定価の安いメーカのWi-Fiを設置

2つに分かれたネットワーク構成ポリシー

定価の安いWi-Fiベンダーといえば 
Buffalo ELECOM NECプラットフォーム
Wi-Fiいわゆる家庭向けの物が思い浮かぶと思います。
このあたりの製品群を使って構築を始めたわけです。

パターン①廊下設置

Buffaloはこの3社の中では比較的早い段階で法人無線を始めていました。
(NECプラットフォームの法人向もありますが、当時はアクセステクニカとフロンティアに分かれており、法人向けはフロンティア側の製品でした)

そこで下記展開を中心に行いました。
・ホテルの廊下にアクセスポイントを設置しましょう
・各部屋に置かなくていいので、数が少なくて済みます。
・故障時もお部屋に入る必要はありません。

複数の部屋がAPを共有することになるので、
端末間のセパレート(プライバシーセパレータ等と呼ぶ)もので
端末間の通信を止める形で構築されました。
(これが諸悪の根源 理由は次回記載します。)

パターン②各部屋設置

エレコムはこのパターンで提案を始めました。

エレコムはネットワーク機器では後発なので、
価格DOWNで、他社のシェアを削り、先行メーカーの体力を削る戦略です。ですので、安価な製品を数出す戦略です。

・廊下に置くと電波が届かないクレームがあるよ。
・各部屋に 小型のアクセスポイントを置きましょう。
・壊れたら 利用者がロビーに持ってきてくれるよ
・端末間セパレート?何それ難しいから、家庭用ルータで簡単設定!

ルータ機能を使うことで部屋間の相互接続はできなくなりますので、利用者間の端末通信ができなくなります。

こうやってメーカーの思惑もあり、二パターンの構築がなされるようになりました。